男性助産師の導入について

そもそもお産は、女性の女性たる部分に深く関わった非常にデリケートな問題をはらんでいます。そのため、助産師には必然と“同性である事”、つまり女性である事が求められてきました。もしもあなた自身がお産を経験するとして、その助産師が男性でもよいと思えるでしょうか?

異性には相談し辛い事や、共感して欲しい部分もありますよね。「男性の助産師でも構わない」という方もいらっしゃるでしょうがおそらくそれは少数派で、できれば女性であってほしいという思いは皆さんお持ちだと思います。

01年に改正された保健師助産師看護師法により、看護“師”や保健“師”と同様に助産師もまた、性別が限られる呼び方をされなくなりました。現に、男性の看護師も珍しくない存在に変わりつつありますね。

男性看護師のように、男性の助産師が誕生するかもしれません。「男女平等」や「近代化の流れ」を銘打って助産師という職業を男性にも選択できるように世の中を変えようとアクションを起こす動きもあるようです。

日本助産師協会では男性助産師を取り入れるべく動きを進めています。とはいっても、現在の日本では男性が助産師国家試験を受験する事は認められていません。

「職業選択の自由」といった観点から見れば、女性にしかなれないこの“助産師”という職業は不自然なのかもしれませんね。現に、お産の現場で男性が活躍するという意味では、日本でも男性の産婦人科医というのは珍しくありませんし、アメリカやオーストラリア、イギリスなどでは男性助産師が活躍しているようです。

ですが、お産を経験する女性自身の感情も忘れてほしくないものです。女性の人生の中で、お産というのは大変貴重で繊細なイベントです。妊婦さんは肉体的なダメージも大きいですが、精神的にリラックスし不安やストレスに晒されないよう十分に守られるべき存在ですね。

男性助産師の可能性を真っ向から否定するべきではないかもしれませんが、そのような女性の声も十分に考慮するべき問題なのではないでしょうか。

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